大会テーマ
保健教育では何を教えるのか「『保健』の目標・内容・教材の再考」
大会長 藤原 昌太(鎌倉女子大学)
実行委員長 野坂 俊弥(東海大学)
後援 神奈川県教育委員会
鎌倉市教育委員会
協賛 株式会社大修館書店
株式会社東洋館出版社
株式会社大学図書出版
ご挨拶
この度、日本保健科教育学会第8回研究大会を鎌倉女子大学にて開催することとなりました。昨年度の研究大会は3年ぶりに対面で実施いたしましたが、ご参加された方々におかれましては、やはり完全オンラインでの開催に比べ、より有意義なものであったことは実感頂けたことでしょう。今回の研究大会では一部オンラインを併用しながら、対面での開催と致しますので、是非足をお運びいただければ幸いです。
さて、第8回研究大会ではメインテーマを、保健教育では何を教えるのか「『保健』の目標・内容・教材の再考」と題しました。昨今、コロナ禍の影響も受け、人々の健康の価値に対する関心は急速に高まりました。感染症はもちろん、精神疾患、がんなど学習指導要領で新たに位置づいた疾患をはじめ、様々な健康課題の解決に向けての「資質・能力」の獲得が求められています。その「資質・能力」の育成のために小学校、中学校、高等学校での保健の授業は益々重要となっていくことでしょう。今回の研究大会では、授業実践の鍵とも言える「目標」、「内容」、「教材」について皆さまと「再考」、「創出」する機会としたいと本テーマを設定しました。特別講演として奈良女子大学の功刀俊雄先生に「1950 年代前半の保健教科書に表れた学習指導要領成立過程 —性教育関連項目の分割記載と消滅を手がかりに—」をテーマにご講演いただきます。その後のシンポジウムでは「保健教材の再考と創出」とし、保健の教材についての理論、実践をふまえて議論と理解を深めていければと存じます。
学会に参加される皆様にとって,この学会大会が実り多きものになるよう、実行委員会一同、精一杯尽力する所存です。鎌倉の地で多くの皆様にお会いできることを楽しみにしております。
日本保健科教育学会
第8回研究大会長
藤原 昌太(鎌倉女子大学)
日程 :2023年12月17日(日)鎌倉女子大学
〒247-8512 神奈川県鎌倉市大船6-1-3
形式 :対面開催 (一部オンライン)
参加費 :一般会員 3,000円
学生会員 1,000円
非会員 3,000円
※参加のみの場合は事前申込はありません、当日会場にてお手続きをお願い致します。
情報交換会 :学内食堂棟カフェテリア
17:00〜19:00
参加費6,000円
※当日参加も受け付けますが、事前申し込みをお願い致します。
情報交換会参加申し込み →こちら
※お知らせ
・駐車場のご用意はございませんので、公共交通機関でお越しください。
・会場での飲食は可能ですが、食堂、お弁当の販売は致しません。持参いただくか近隣の飲食店をご利用ください。
◯発表エントリーはこちら(締め切り10/15)→ エントリーフォーム
多くのエントリーありがとうございました。
◯予稿集原稿提出(締め切り10/29)
大会プログラム
会場:3–E
◾️開会挨拶(9:00-9:05) 大会長:藤原昌太(鎌倉女子大学) 総合司会:荒井信成(白鴎大学)
会場:3–E
◾️特別講演(9:05-10:20) 座長:岡崎勝博(元東海大学),小浜明(仙台大学)
指名発言者:野村良和(筑波大学名誉教授)
9 : 05 「1950 年代前半の保健教科書に表れた学習指導要領成立過程
—性教育関連項目の分割記載と消滅を手がかりに—」
功刀俊雄(奈良女子大学名誉教授)
資料は「奈良女子大学学術リポジトリ」(外部リンク)よりご参照ください
◾️研究発表(10:30-11:45)
会場:3–E
研究発表1 座長:森良一(東海大学)
10:30 研-1 教員が自信を持つ・持たない性教育の領域とその理由:
国立附属学校教員を対象としたアンケート調査から
松本ミユ(大阪大学大学院人間科学研究科大学院),山本ベバリーアン(大阪大学)
10:45 研-2 2000年代の中教審部会における「性教育」の審議の特徴
反橋一憲(愛知淑徳大学)
11:00 研-3 「保健科教育法」講義の内容と方法に関する実践的研究(4)
-A大学教職科目「保健体育科教育法A」の講義を通して
山内康彦(中部学院大学),近藤真庸(岐阜大学名誉教授)、河島正弘(グロー高等学院)
11:15 研-4 教科専門科目「衛生学及び公衆衛生学」講義の内容と方法に関する実践的研究 (8)
柘植(富野)順子(岐阜協立大学),近藤真庸(岐阜大学名誉教授)
11:30 研-5 保健教材づくりに関する考察「安全性の科学的根拠とは何か?」
小川かをり(早稲田大学)
会場:3–D
研究発表2 座長:片岡千恵(筑波大学)
10:30 研-6 女性保健体育教師の保健授業実践に関する探索的研究
冨所凪沙(東海大学大学院),高尾将幸(東海大学)
10:45 研-7 動画教材を用いた協調学習における生徒の学びについて
須田有乙(聖心女子大学大学院),植田誠治(聖心女子大学)
11:00 研-8 大学生を対象にした薬物乱用防止教育に関する授業実践
上田裕司(愛知東邦大学)
11:15 研-9 小学校:保健の教科書(令和5年検定済)の掲載図表の検討
赤田信一(静岡大学)
会場:301
◾️ポスター発表(11:45-12:15) 座長:未定
ポスターは受付開始後より貼付可能とし,発表者は指定時刻に5分間の口頭説明を行う。
11:45 ポ-1 保健の授業で育成される資質・能力に関する一考察−指導者の指導観と生徒の記述に着目して−
丸山実花(お茶の水女子大学附属高等学校),佐藤健太(フランクフルト日本人国際学校,東京学芸大学先端教育人材育成推進機)
11:50 ポ-2 感染症予防に関して対象者の知識・行動に多用されている質問内容について:スコーピングレビュープロトコール
今村のどか(麻生リハビリ総合病院),野坂俊弥(東海大学)
11:55 ポ-3 隠れやせと身体的不調の関連性
富田エミ(常葉大学),今村貴幸(常葉大学)
12:00 ポ-4 保健科教育における学習当事者性を促す授業実践
藤原亮治(筑波大学付属坂戸高等学校)
会場:3–E
◾️総会(12:15-12:40)
会場:3–E
◾️実践報告(13:00-15:00)
(13:00-14:00) 座長:今関豊一(東京国際大学)
13:00 実-1 高等学校における精神疾患経験者による授業実践報告
西村佑貴(神奈川県立麻生高等学校),米山拓希(神奈川県立麻生高等学校),杉崎弘周(新潟医療福祉大学),藤原昌太(鎌倉女子大学)
13:30 実-2 「健康と環境」の授業モデルの提案~生徒の主体的活動をめざして~
佐藤道子(茨城大学教育学部附属中学校),上地勝(茨城大学)
(14:00-15:00) 座長:未定
14:00 実-3 生徒が自分ごととして「環境と健康」を捉えるための学習指導―中等教育学校第5学年の授業実践を通してー
白波瀨勇太(東京学芸大学附属国際中等教育学校),佐見由紀子(東京学芸大学)
14:30 実-4 ヘルスプロモーションの見方・考え方を育む保健の授業
金子元貴(千葉県立流山おおたかの森高等学校),田中滉至(九州共立大学)
会場:3–E
◾️シンポジウム(15:10-16:50) コーディネーター:今村修(東海大学名誉教授)
シンポジウムテーマ:「保健教材の再考と創出」
15:10-15:15 シンポジウム趣旨説明
15:15-15:35 シ-1 保健の教材論 - 教材化の視点から -
藤原昌太(鎌倉女子大学) 15:35-15:55 シ-2 (多様な)性に関する教科書教材のこれまでとこれから
和田真理絵(筑波大学大学院) 15:55-16:15 シ-3 「素朴概念」に着目した心肺蘇生に関する教材・授業づくり
砂田芽衣(赤坂台中学校) 16:15-16:45 全体討論
会場:3–E
◾️閉会挨拶(16:45-16:50)
会場:食堂棟2階
◾️情報交換会(17:00-19:00)大学内 食堂棟2階 カフェテリア
参加費 6,000円(当日受付にてお支払い)
事前申し込み → こちらより
◆広告・協賛の募集(予稿集広告、展示、飲食品等の提供)
本学会大会では、協賛いただける企業・大学・団体を募集しています。各種詳細につきましては、募集要項をご覧ください。
JR東海道線、横須賀線 大船駅 笠間口より徒歩8分
※当日は笠間口より正面道路を直進、イトーヨーカドー側のサブゲートをご利用ください。
抄録原稿提出は10月29日(日)
抄録提出・お問い合わせは以下まで
japan.sshe.2023taikai@gmail.com(保健科教育学会 第8回研究大会実行委員会事務局)
---------------------------------------------------------------------研究発表について--------------------------------------------------------------------------
1.資格
筆頭発表者は本年度までの学会費を完納している会員に限ります。
新たに入会される場合は 発表の申し込みと並行して学会事務局に入会手続きを行ってください。
2. 研究発表(口演)時間は、発表10分、討論5分です。
①なお、 エントリーされた小中高等学校の保健の授業等に係る実践報告の中から3題程度を、
発表15分、討論15分の「実践報告」として、口演時間の変更をお願いする場合がございます。
②口演時間の変更は、後日該当者へ連絡します。
3. ポスター発表は、当日の受付後にポスターを掲示し、プログラムで指定された在席責任時間の間、
質疑に応じることにより正式発表とみなされます。
4. (ポスター発表除く)発表終了時間1分前にベル1回、終了時にベル2回、討論終了時にはベル3回を鳴らします。
5. 研究発表で資料を配布される場合は、100 部を会場の係にお渡し下さい。
6. 演者は1つ前の演題の発表時に次演者席にお着きください。
7. 進行については座長の指示に従ってください。
《プレゼンテーションソフトの使用について》 *下記を必ずご覧ください。
① 会場にて用意するノート PC のOS は Windows11、プレゼンテーションソフトはMicrosoft Power Point 2021 です。
② 記憶媒体(USB フラッシュメモリ等)に保存し、発表当日にお持ちください。
③ お持ちいただいた記録媒体は、受付時に提出し、学会 PC にコピーして、不具合などないか確認をしてください。
④ 動画や音声も利用できます。
⑤ パソコン内の発表データは、学会終了後事務局が責任を持って削除いたします。
《ポスターについて》
① ポスター発表のパネルの大きさは、縦210 ㎝、横90 ㎝です。ポスター掲示にあたり、パネルの最上部のポスター番号(予稿集に記載)があります。発表題目、発表者名、所属名をポスターに記入してください。
② 文字の大きさは特に指定はありませんが、2m程度離れた位置からでも読める大きさにしてください。
③ 資料を配布される場合は、100 部を目安に各自で事前にご用意ください。また、配布も各自でお願いたします。
*ご不明な点などございましたら下記宛にメールでお問い合わせください。
japan.sshe.2023taikai@gmail.com(保健科教育学会 第8回研究大会実行委員会事務局)